日本の新しい音楽グループ「HANA」が、アメリカのロサンゼルス(LA)という大きな街で、初めてのコンサートに挑戦しました。広いステージの上、たくさんの聴衆を前に、彼女たちは懸命に歌い、踊り、自分たちの音楽を届けました。
その勇姿は、音楽の世界だけでなく、私たちがふだん行なっている「ビジネス」にとっても、すごく大切なことを教えてくれています。
現在、日本で作られた商品やサービス、新しいアイデアが、海を越えて世界中の国々へ飛び出していこうとしています。日本の中だけでビジネスするのではなく、世界の人たちに向けて新しい価値を届けることは、これからの未来をつくるためにとても意味があることです。しかし、日本を離れて海外へ出るときには、必ず目の前に大きなハードルが立ちはだかります。それが「言葉の壁」です。
HANAのステージをきっかけにして、日本のビジネスが世界で大活躍するために何が必要なのか、大切なポイントをいっしょに考えてみましょう。
【言葉の壁を素直に認める】日本語は世界の共通語ではないという現実
世界で活動するときに、まず最初に知っておかなければいけない冷たい現実。それは、「日本語は世界の共通語にはなりにくい」ということです。
世界には何百もの国があり、たくさんの人たちが生きています。その中で、一番多くの国や地域で使われているのは英語です。ビジネスの世界でも、インターネットの世界でも、基本的には英語やその国の言葉が使われます。日本語を話すことができる人のほとんどは、この日本という島国に住んでいる人たちだけです。そのため、私たちが「この商品は最高だよ!」「このサービスはすごく便利だよ!」と日本語でいくら叫んでも、世界の人たちにはそれがストレートには伝わりません。
言葉が通じないということは、仕事をする上でとても大きなハンデになります。
しかし、ここで大切なのは「言葉が通じないから世界へ行くのをあきらめよう」と下を向くことではありません。「日本語は通じなくて当たり前なんだ」という事実を、まずは素直に、そしてきちんと受け止めることです。
言葉の壁があることを最初からわかっていれば、次の作戦を立てることができます。「言葉が通じないなら、別の方法で相手をびっくりさせよう」「言葉に頼らないで、私たちの良さを知ってもらうにはどうしたらいいだろう?」と、前を向いて考えることができるようになるのです。
【言葉の代わりに何でつながるか】世界中の人と仲間になるための「新しい共通語」
言葉が通じないハンデを乗りこえるために、私たちは何を使えばいいのでしょうか。その答えも、HANAのステージの中に隠されています。
彼女たちの歌には日本語詞もありましたが、アメリカのオーディエンスに受け入れられていました。それはなぜかというと、「音楽のリズム」や「ダンスのかっこよさ」が、言葉の代わりになってその心を動かしたからです。耳で聴くメロディや、目で見るパフォーマンスは、言葉を知らなくても一瞬で「すごい!」と伝わります。
ビジネスの世界でも、まったく同じことが起こります。言葉の代わりに世界中の人とつながるための「新しい共通語」は、次の2つのパワーです。
① 圧倒的に便利で役に立つ仕組み
言葉がわからなくても、スマホのアプリをパッと触っただけで「うわあ、これは使いやすい!」「これがあれば毎日の困りごとがすぐに解決する!」と感じられる仕組みがあれば、世界中の人がそれを使いたくなります。説明書をたくさん読まなくても、使った瞬間に幸せになれる便利さは、言葉をこえて世界に広がっていきます。
② 真似できない高い技術や品質
日本には、昔からモノを丁寧につくる高い技術があります。「絶対に壊れない部品」や「どこよりもきれいに印刷できる技術」、「使う人のことを徹底的に考えて作られた道具」など、他の国の人たちが真似できないくらい素晴らしいクオリティ(品質)のモノは、それ自体が強い言葉になります。モノを見ただけで「これは素晴らしい仕事だ」と、相手の心にしっかりと伝わるのです。
「言葉で説明しないと伝わらないモノ」ではなく、「見ただけで、使っただけで、凄さがわかって感動してしまうモノ」。これを用意することこそが、言葉の壁を一番カンタンに飛びこえる方法になります。
自分だけの「強み」をまっすぐ届ける強さ
海外で仕事をするとき、よくやってしまいがちな失敗があります。それは、「相手国の人たちに気に入られたいから」といって、相手の好みに合わせて自分たちのスタイルをガラリと変えてしまうことです。
例えば、アメリカで人気が出そうだからといって、アメリカにすでにあるモノとまったく同じようなモノを作って売ろうとすること。一見、相手に合わせていて優しそうに見えますが、これでは上手くいきません。なぜなら、アメリカの人たちから見れば「そんなモノは、もう自分たちの国にたくさんあるからいらないよ」となってしまうからです。
世界で活動するときに一番大切にしなければいけないのは、迎合することではありません。自分たちが持っている「一番の強みやらしさ(オリジナリティ)」を、決して薄めることなく、まっすぐ相手に届ける強い気持ちを持つことです。
HANAのメンバーも、ステージの上で「HANAは日本語で『花』という意味なんだよ」(by JISOO)とオーディエンスに伝えていました。日本の文化や自分たちの名前の意味を大切にしながら、自信を持ってパフォーマンスをしていたのです。その「自分たちだけの特別らしさ」があるからこそ、オーディエンスは「新鮮でかっこいい!」と感動してくれたのです。
ビジネスも全く同じです。日本にしかない丁寧さ、日本だからこそ生まれたユニークなアイデア、自分たちの会社にしかできないこだわり。そういった「自分たちだけの宝物」を恥ずかしがらずに、胸を張って世界に見せつけることが大切です。真似をされることのないオリジナルの強さは、世界の中で一番強い武器になります。
大きな世界へ飛び出すために、今すぐできること
日本の外にある世界は、私たちが考えているよりもずっと広くて、たくさんのチャンスがあふれています。言葉が通じないことをおそれて、日本の中だけに閉じこもっているのはもったいないことです。
大きな世界へ飛び出すために、私たちはいますぐ手元でどのような準備を始めればよいでしょうか。今日からできる仕事の進め方と、心構えを整理してみましょう。
- 「シンプル」を心がける: 難しい説明が必要なモノは作らない。ひと目で使い方がわかり、誰でもすぐに便利さを感じられるような、シンプルで質の高い仕組みづくりを心がけましょう。
- 自分の「得意」をピカピカに磨く: 「これだけは誰にも負けない」という自分の強みや、お仕事のこだわりを今のうちから徹底的に磨いておきましょう。それが世界へ行ったときのあなたの盾になり、剣になります。
- 自分の足で立つ(自律の思想): 誰かが助けてくれるのを待つのではなく、HANAがアメリカのステージに自ら進んで立って声を上げたように、自分から進んで新しい場所へ挑戦する勇気と、自分の力でやり遂げる強い気持ちを持ちましょう。
言葉が通じないことは、ちっとも怖いことではありません。あなたの中に「本当に良いモノを届けたい」という熱い気持ちと、真似できない高いクオリティがあれば、世界中の人たちが必ずあなたを見つけて、笑顔で拍手を送ってくれるようになります。このライブの中でも、MOMOKAが拙い英語で次曲の『BAD LOVE』を紹介する場面では胸を打たれる想いがありました。
まずは目の前の仕事を丁寧に、シンプルに、そして誰よりも高くこだわり抜いて進めていくこと。その一歩一歩の積み重ねが、いつか世界中のたくさんの人たちを幸せにする大きなビジネスへとつながっていくはずです。
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