コンセプト宣言

この連載は「書評」ではない。

世の中を覆う「効率」や「成長」という表のビートに抗い、かつての表現者たち(作家やミュージシャン)が作品の奥底で鳴らしていた『裏のビート(バックビート)』に耳を澄ませる試みである。

彼らの遺したテキストや音楽を、単なる教養や、消費のためのレビュー対象として棚に飾るつもりはない。

彼らが獲得した特異な社会の見方(アーキテクチャ)を、私たちがこの「時代(いま)」を生き抜き、硬直した収奪のOSを書き換えるための定規として再インストールする。

これは、反逆のコード進行を現代に響かせるオルタナティブ・リーディングである。